「自分は一生頑張っているのに、周りの環境が良くならない。どうしたら良くなるのかな?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
・原因自分論とは?
・原因自分論のメリット
・原因自分論の注意点
「自分は一生懸命頑張っているのに、相手が変わってくれない。周りの環境が思うようにならない。」
そう思ったことはありませんか?
相手が変われば、思った通りに事が進むので、そうなればベストですよね。
ですが、現実世界はなかなかそう上手くいきません。
変わってほしい相手ほど、思うように動いてくれないものです。
そもそも、相手を変えることはできません。
変えられるのは自分と自分の未来だけ。
そこで今回ご紹介したいのが、原因自分論 という考え方です。
参考動画:原因自分論で考える
本記事の信頼性
私は、若手社員の人材育成を3年間担当し、若手社員の悩み解決をサポートしてきました。
また自己スキルアップのため、マインドセット関連の書籍を年間30冊ほど読んでいます。
20代の頃の私は、「自分は一生頑張っているのに、どうして周りの環境が良くならないんだろう。」と毎日悩んでいました。
30歳で原因自分論を学び、考え方が180度変わったことで、長年悩んでいた問題が急に解決しました。
この記事では、人生を好転させる原因自分論という考え方について解説します。
この記事を読めば、正しい努力で問題解決できるようになります。
ずっと悩んでいた問題が急に解決したり、自然と人間関係が良好になったりするはずです。
結論として、原因自分論とは 「すべての原因は自分にある」と考えることです。
原因自分論とは?
すべての原因は自分にある
原因自分論とは、起きた問題に対して「すべての原因は自分にある」 と考えること。
明らかに相手に原因があったとしても、原因が自分にあると捉えることで、状況を客観視できるようになります。
例えば、
・上司の聞き方が悪い
→説明をしたのは”自分”
・忙しいのに仕事を振られる
→引き受けたのは”自分”
・交際相手が悪い
→その人と付き合ったのは”自分”
反対が原因他人論
原因自分論の反対が、「原因他人論」です。
すべての原因は他人にあると考えること。
簡単に言えば、相手へのグチ、不満です。
例えば、
・上司の聞き方が悪い
→”上司”の人間性に問題がある
・忙しいのに仕事を振られる
→”会社”が社員を雇わない
・交際相手が悪い
→”交際相手”の性格に難がある
上司のグチ、会社のグチ、交際相手の悪口を言うと、その時はスッキリします。
しかし、現実世界は何も解決しません。
また、「相手が悪いと思っている=相手に変わってほしいと期待している」ことと一緒です。
これでは相手が変わらない限り、問題が一生解決しないことになります。
”健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。”
書籍「嫌われる勇気」のアドラー心理学で有名な、アルフレッド・アドラー が残した名言です。
それぞれの人が考え行動している事は、その人のその人自身の正解なので、相手の考えを変えるのは簡単ではありません。
相手を変えるのではなく、「自分自身ができることは何か?」を考えながら、自分を変えていくことが重要だとアドラーは提唱します。
そう、変えられるのは自分と自分の未来だけなのです。
原因他人論→原因自分論で人生が好転する
原因自分論で考えられるようになると、問題解決のために自分自身で行動できるようになります。
・上司の聞き方が悪い
→説明しているのは自分
⇨だから、伝え方を改善しよう
・忙しいのに仕事を振られる
→仕事を引き受けたのは自分
⇨だから、仕事の仕方を改善しよう
・交際相手が悪い
→その人と付き合ったのは自分
⇨だから、自分の態度を改善しよう
すべての原因は自分にあると捉え、自分の中にある課題を認識することで、アクションプランが明確になります。
原因自分論のメリット
原因自分論で考えられるようになると、精神面で大きなメリットがあります。
主なメリットは以下3つ。
・主体的に問題解決できる
→自己肯定感が高まる
・自分の行動の選択肢が増える
→人生の悩みが減る
・相手に良い意味で期待しなくなる
→他人にイライラしなくなる
原因自分論の注意点
原因自分論の注意点として、自分が悪いから「諦める、我慢する」という自分を責める考え方にならないようにしましょう。
例えば、
・DVを受けている人
→付き合った自分が悪いので、我慢して耐えよう
・ブラック企業に勤めている人
→勤めてる自分が悪いので、諦めて頑張ろう
こういった考えは、相手が変わることを期待しています。
先述したとおり、相手を変えることはできないため、いつまでも問題は解決しません。
原因自分論の大事なポイントは「原因が自分にあったと認識して、根本の原因を見直すこと」こと。
まとめ:原因自分論で考えると、人生がぐっと楽になる
原因自分論とは、すべての原因は自分にあると考えること。
問題の状況を客観的に認識し、そこから「どう自分の行動を変えていくのか?」を考えるのがポイントです。
原因自分論で考えられるようになると、他人に良い意味で期待しなくなります。
相手に期待はせず、自分の態度だけは変えてみましょう。
行動の選択肢を持っておくことが大切です。
原因自分論で考えれば、自分の行動選択が増えていきます。
原因自分論を実践し、今までよりもっと楽な人生になる方が増えたら嬉しいです。
今回は以上です。