「コスパ重視で、今よりもスマホ代を節約したい。ヘビーユーザーではないけど、毎日動画視聴やSNS利用するので、通話料や通信費を気にしなくて良いプランはないかな?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
・最新の通信費相場ってどれくらい?
・楽天モバイル+mineo の併用プランを徹底解説
・併用プランのメリット・デメリット
・併用プランを実際に使ってみた感想
・併用プランに向いている人・向いていない人
本記事の信頼性
今回は、コスパ最強でスマホ代を節約する方法についてご紹介します。
結論として、「楽天モバイル+mineo(マイネオ)」の併用プランで実現可能です。
併用プランを利用すると、スマホ代が通話料無料・通信制限無しで月額1,265円になります。
私自身、もともと楽天モバイルを利用しており、当時は月額2,178円のスマホ代がかかっていました。
ですが、mineoとの併用プランに変更したことで、「年間10,956円 (913円×12ヶ月)の節約」になりました。
1万円あれば、年に数回は美味しいご飯を食べに行けますし、数年〜数十年単位で投資に回せれば大きな資産になりますよね。
本記事では、通信業界の相場や併用プランの仕組みを踏まえて、当プランがコスパ最強な理由をくわしく解説していきます。
また、併用プランを実際に使ってみて良かったところ、悪かったところも包み隠さずお伝えしますので、自分に合うプランかどうか参考にしていただけると思います。
最新の通信費相場ってどれくらい?
まずは、通信業界全体の通信費相場を見ていきましょう。
3大キャリアの相場
3大キャリアの料金プランは以下のとおり。
3大キャリアの料金プラン
3大キャリアの特徴
・月額料金:税込2,728〜2,970円
・高速データ通信:月間20GB
※20GB超過後は、通信制限最大1Mbps
・通話料金:税込22円/30秒
※ドコモのみ1回5分以内は無料
※その他キャリアは、オプション税込550円で1回5分以内かけ放題
つまり、「高速通信20GBで月額約3,000円が、3大キャリアの相場」と言えます。
人気格安SIMの相場
次に、人気格安SIMの料金プランを見ていきます。
人気格安SIM①:Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobile(ワイモバイル)は、ソフトバンクのサブブランドの格安SIMサービスです。
ワイモバイルの料金プランはこちら。
音声通話 + データ通信(3GB)の場合は月額2,178円ですが、家族で入ると家族割で月額990円まで値段を下げられます。
通信品質はソフトバンクと同等レベルなので、安定した通信速度が出ます。
ただし、通信量が制限を超えると、最大300kbpsまで速度が落ちます。
通話料は税込22円/30秒で、月額770円のオプション(だれとでも定額)を付けると10分以内通話かけ放題になります。
家族も同時加入する予定で、データ通信量3GBまでしか使わない方におすすめです。
人気格安SIM②:UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドの格安SIMサービスです。
UQモバイルの料金プランは以下のとおり。
音声通話 + データ通信(3GB)の場合、月額1,628円です。
UQでんき・auでんきを契約すると、でんきセット割で月額990円まで値段を下げられます。
通信品質はauと変わらず、混雑時でも安定した通信速度が出ます。
ただし、こちらも通信量が制限を超えると、300kbpsまで速度が落ちるため注意が必要です。
通話料は税込22円/30秒で、月額770円のオプションを付けると10分以内通話かけ放題になります。
UQでんきやauでんきを使っていて、データ通信量3GBまでしか使わない方におすすめです。
人気格安SIM③:BIGLOBE
KDDIグループのBIGLOBEモバイルは、ドコモ回線とau回線に対応したマルチキャリアです。
BIGLOBEの料金プランはこちら。
音声通話 + データ通信(3GB)の場合、最初の1年間が月額770円、その後は月額1,320円です。
ビッグローブ光に加入または家族割の適用で、最初の1年間が月額550円、その後は月額1,100円となります。
通話・通信エリアに関してはドコモやau回線と同じなので、通話・通信品質が安定しています。
通信量が制限を超えると、200kbpsまで速度が落ちるため注意が必要です。
通話料は税込22円/30秒ですが、専用の通話アプリ「BIGLOBEでんわ」を使うと半額以下で通話可能です。
なお、月額913円のオプションを付けると10分以内通話かけ放題になります。
ビッグローブ光に加入または家族も一緒に入る予定で、データ通信量3GBまでしか使わない方におすすめです。
人気格安SIMの特徴をまとめると、以下のとおり。
人気格安SIMの特徴
・月額料金:税込1,000円前後
※各種割引の適用が必要
・高速データ通信:月間3GB
※3GB超過後は、通信速度最大0.2〜0.3Mbps
・通話料金:税込22円/30秒
※有料オプション税込770〜1,000円前後で、1回10分以内かけ放題
「光回線契約や家族との同時加入を前提として、高速通信3GBで月額約1,000円前後が格安SIMの相場」と言えるでしょう。
3大キャリアと格安SIMの相場をまとめると、こんな感じです。
楽天モバイル+mineo の併用プランを徹底解説
コスパ最強プランは、「楽天モバイル+mineo」の併用により実現します。
併用プランの特徴
・月額料金:税込1,265円
・高速データ通信:月間2GB
・最大1.5Mbpsでネット使い放題
※3日間で最大10GBの使用制限あり
・通話料金:無料で通話し放題
併用プランの仕組み
併用プランの仕組みについて、詳しく見ていきましょう。
まず、楽天モバイルの料金プランは以下の通りです。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルは、データ使用量に応じて段階的に支払額が上昇します。
・1GBまで:0円
・3GBまで:税込1,078円
・20GBまで:税込2,178円
・20GB超過後:税込3,278円
Rakuten Linkを使えば通話が無料なので、データ通信量を1GBまでに抑えれば、スマホ代を0円にできます。
では、mineoの料金プランを見てみましょう。
データ通信のみのプラン内容は以下の通りです。
mineoの料金プラン
上図はいずれも高速通信のデータ使用料で、通信容量を超えると速度は0.2Mbpsまで低下します。
そこで通信速度の遅さを解消するために登場するのが、パケット放題 Plusです。
この月額385円のパケット放題Plusに加入すると、最大1.5Mbpsでネットや動画が使い放題になります。
「3日間で10GBの利用制限」がありますが、10GBあれば以下のようなことが可能です。
最大1.5Mbpsの速度制限が気になるところですが、mineoの公式サイトに掲載されたアンケートを見るとこんな感じです。
「96%の方がおおむね速度に満足」しているようです。
また、各サービスごとに細かく見ると以下の通りです。
ほとんどのサービスで問題なく使えることが分かります。
ちなみに楽天モバイルでは、速度制限後は最大1Mbpsです。
最大1Mbpsでも十分実用的に使えるレベルですので、1.5倍の通信速度のmineoであれば問題なく通信できるレベルといえます。
整理すると、楽天モバイル+mineoの併用プランは以下の仕組みで実現しています。
・楽天モバイル:0円(1GBまでに通信を抑える)
→ 1GBの高速通信と通話無料
・mineo:税込1,265円(シングルプラン1GB+パケット放題 Plus)
→ 1GBの高速通信と1.5Mbpsでネット使い放題
3大キャリアや格安SIMとの通信相場と、併用プランとの比較表は下記の通りです。
併用プランのメリット・デメリット
まず、併用プランのメリットをご紹介します。
併用プランのメリット
メリットは以下5つ。
メリット
・月々のスマホ代が安くなる(税込1,265円)
→3大キャリア(約3,000円)と比べて半額以下
→通話料無料・通信し放題プランの中では最安値クラス
・実用できる通信速度(最大1.5Mbps)でネットし放題
→動画視聴やSNSであれば、ストレスなく利用できる
・毎月2GBまでは高速通信できる
→いざ高速通信が必要な時も、十分なデータ容量があるので安心
・通話料が無料
→Rakuten Linkを利用すれば、通話し放題
・楽天SPUが+1倍
→楽天モバイルの支払い0円でも、楽天市場のポイントが1%アップ
お次は、併用プランのデメリットです。
デメリット
・2社申し込みがめんどくさい
・デュアルSIMの初期設定がめんどくさい
デメリット①:2社申し込みがめんどくさい
携帯電話会社2社の申し込みが必要ですので、単純に手間が2倍になります。
ただ申し込みについては、どちらもネットで完結しますし、今なら2社ともお得なキャンペーンを実施しています。
楽天モバイルのお得なキャンペーン
楽天モバイルは、「他社から乗り換え(MNP)なら新規契約で20,000円分のポイント還元」という太っ腹なキャンペーン開催中です。
終了日時は今のところ未定となっています。
さらに、楽天モバイルに申し込むと初回3ヶ月はスマホ代が無料となります。
9,834円(税込3,278円*3ヶ月)が無料になるため、こちらも大変お得なキャンペーンとなっています。
こちらも終了日時は未定です。
mineoのお得なキャンペーン
対するmineoは、パケット放題Plusが最大2ヶ月無料のキャンペーン開催中です。
770円(税込385円×2ヶ月)が無料になるため、こちらもお得ですね。
こちらは申し込み終了が2021年11月30日(火)までとなっています。
楽天モバイルとmineoの申し込みは、以下のボタンから可能ですので、「自分に合いそう!」と思った人は、ぜひ利用してみてください。
デメリット②:デュアルSIMの初期設定がめんどくさい
そもそもデュアルSIMって何?って方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当時の私もその一人でして、申し込みしたのは良いものの、併用プランに必要な「デュアルSIMの初期設定」の壁にかなり頭を悩まされました。
当時つまづいた点を踏まえて、デュアルSIMの概要から設定方法まで分かりやすくまとめましたので、併用プランを実践される方はぜひ一読ください。
こちらもCHECK
-
iPhoneでデュアルSIM設定する方法を徹底解説
続きを見る
併用プランを実際に使ってみた感想
併用プランを使ってみた感想をお伝えします。
結論として、「Webサイト・SNSによっては読み込みに時間がかかるが、期待した通りに通信・通話できて満足」です。
・Webサイト・SNSの閲覧
→文字メインのWebサイト・SNSは問題なく表示されます。
→画像や動画が挿入されたサイト・SNSは多少時間がかかるがストレスを感じるほどではないです。
・動画視聴
→問題ありません。
※30分以上の長時間動画だと、たまに読み込みで止まることがあるらしいです。
・LINEなどのメッセージのやりとり
→問題ありません。
・QRコード決済
→問題ありません。
・デザリング
→問題ありません。
mineoが実施したユーザーアンケートに近い結果です。
そもそも月額1,265円ですし、金銭的ハードルが低いため、多少読み込みが遅くても許容できているのかもしれませんね。
併用プランに向いている人・向いていない人
最後に、併用プランに向いている人・向いていない人をご紹介します。
併用プランに向いている人
・ビデオ会議など重たい処理は利用しないが、動画視聴やサイト閲覧、音楽再生は毎日する
→動画視聴やサイト閲覧、音楽再生であれば、1.5Mbpsで問題ありません。
・楽天回線が繋がらないエリアに住んでいる
→3大キャリアの通信回線を利用しているmineoを併用すれば、楽天回線のエリア外もカバーできます。
・通話料や通信量をいちいち気にしたくない
→併用プランは通話・ネットし放題ですので、ストレスフリーです。
併用プランに向いていない人
・重たい処理をよく利用する
→最大1.5Mbpsでビデオ会議など重たい処理をすると、読み込みに時間がかかるためストレスになるかもしれません。
→「3日間で10GBの制約」があるため、10GBを超えると通信速度が大幅に遅くなります(最大200kbp)。
・通信費よりも、通信速度を重視している
→Webサイトによっては読み込みに時間がかかる場合があります。
・申し込みや設定などの手間をかけたくない
→2社申し込みやデュアルSIMの初期設定が必要になります。
当記事をここまで読んでくださっている方は、併用プランに向いてる方が多いと思いますが、悪い点もしっかり把握された上で、併用プランを利用するかご検討頂ければと思います。
楽天モバイルもmineoも解約料0円なので、やってみようか迷っている方であれば、お試しで一度チャレンジしてみることをおすすめします。
※ただし、mineoでは、契約時に計790円の手数料(契約事務手数料350円+SIMカード発行料440円)がかかりますのでご注意ください。
なお、mineoの契約事務手数料はもともと3,300円です。
Amazonで、以下の mineoエントリーパッケージ(350円) を購入し、添付されるエントリーコードをmineo申込時に入力するだけで無料になります!
まとめ:コスパ最強の併用プランで固定費を削減しよう
今回はコスパ最強でスマホ代を節約する「楽天モバイル+mineo」の併用プランについてご紹介しました。
併用プランの特徴
・通信料金:月額1,265円
・高速データ通信:月間2GB
・最大1.5Mbpsでネット使い放題
※3日間で最大10GBの使用制限あり
・通話料金:無料で通話し放題
3大キャリアや格安SIMとの通信費の相場と、併用プランの比較表は下記の通りです。
併用プランは通話料無料・通信制限無しで月額1,265円なので、通信業界の相場と比較して、ずば抜けて優秀なプランと言えます。
「コスパ重視だけど、通話料や通信量をいちいち気にしたくない方」におすすめです。
逆に「コスパよりも品質重視で、読み込みが遅いのは絶対嫌という方」にはおすすめできないプランのため、正直3大キャリアの方が向いているかと思います。
今回紹介した併用プランを利用すれば、スマホが今より快適に使えて、支出も下げられる人もたくさんいると思います。
通信費の見直しで節約できたお金を投資に回すことによって、未来の数万~数十万円に化けていきますので、ぜひスマホ代の節約にチャレンジしてみてください。
今回は以上です。