「一度悩むとなかなか気持ちを切り替えられない。日常のストレスや落ち込み、先ゆきの不安から解放されたい。悩みを根本的に消す方法を教えてください。」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
・そもそもなぜ人は悩むのか?
・悩みを消すための3つの手順
突然ですが、「一度悩むとなかなか気持ちを切り替えられず、長時間悩んでしまった」ことはありませんか?
実は、あらゆる悩みを自力で消せる方法が存在します。
なぜなら、どんな悩みにも共通する原因があるからです。
悩みの原因を正しく理解し、本記事でご紹介する方法を実践すれば、誰でも自力で悩みを消すことができるようになります。
本記事では、下記の書籍を参考に、あらゆる悩みを消す方法をご紹介しています。
参考書籍
本記事の信頼性
私は、若手社員の人材育成を3年間担当し、コミュニケーションに関する悩み解決をサポートしてきました。
また自己スキルアップのため、コミュニケーション関連の書籍を年間30冊ほど読んでいます。
もともと私は、超がつくほどのネガティブ思考でして、気持ちの切り替えが苦手なため、不運や失敗があると悪い方向に考えて長時間悩んでいました。
会社の先輩、同期、友人に相談したくても、自分が「できない奴だ」と思われたくなかったため、いつも相談できずにいました。
しかし、そんな私でも、本記事でご紹介する方法を実践したことで、自力で悩みを消せるようになりました。
現在はあらゆる悩みがなくなったため、常に前向きに考えられるようになり、人生が好転しました。
仕事やプライベートでも良い人間関係が築けています。
本記事では、日常のストレスや落ち込み、先ゆきの不安から解放されて幸せに生きるために、あらゆる悩みを消す方法について解説します。
この記事を読むと、気持ちの切り替えが早くなるので、すぐに前向きな行動ができ、人生が好転するようになるはずです。
結論は、あらゆる悩みを消すためには「心のムダな反応をやめる」ことです。
そもそもなぜ人は悩むのか?
私たちが日頃抱える悩み
そもそも私たちが日頃抱える悩みとは、どんなものがあるでしょうか?
・いつも生活に追われて、心に余裕がない
・今の仕事に満足していない。先のことを考えると不安になる
・嫌なこと、不運なできごと、失敗が重なって落ち込んでいる
・性格が合わない相手がいる。人間関係でストレスを感じている
一見どれも、自分ひとりでは解決できない、時間のかかる問題に思えるかもしれません。
でも実際にはそうではないのです。
悩みの原因は「心の反応」
実は、すべての悩みは「心の反応」がきっかけで生み出されています。
悩みは即座に出てくるものではなく、悩む前には、必ず「モヤモヤ、イライラ」といった心の反応が発生しています。
「悩むから心が不快になる」のではなく、「心が不快になるから、それに釣られて悩みが発生」しているのです。
例えば、
・朝の通勤ラッシュで「今日も混んでいるな」とゲンナリする
→心を憂鬱にさせる反応(心のモヤモヤ)が発生
・心無い相手の態度にイラッとする
→怒りを生む反応(心のムカムカ)が発生
・大事な場面で「失敗するかもしれない」と、マイナスの想像をしてしまう
→不安や緊張を生み出す反応(心の締め付け)が発生
そして、心が反応した結果として、日頃のイライラや、落ち込み、先ゆきへの不安やプレッシャー「失敗してしまった」という苦い後悔などの”悩み”が生まれます。
悩みの始まりには、きまって「心の反応」があるのです。
心の反応が起こる理由
仏教の教えとして、人間の中には「7つの欲」が存在します。
・生存欲(生きたい)
・睡眠欲(眠りたい)
・食欲(食べたい)
・性欲(交わりたい)
・怠惰欲(ラクをしたい)
・感楽欲(音やビジュアルなど感覚の快楽を味わいたい)
・承認欲(認められたい)
求める欲求をきっかけに喜怒哀楽を繰り返しているのが、人間の人生なのです。
人間は、①〜⑤の順番で人生をサイクルしています。
①まず求める心があり
②それが7つの欲求を生み出し
③その欲求に突き動かされて、人は反応する(行動する)
④ときには欲求を満たす喜びが
⑤ときには欲求がかなわない不満が生まれる
例として、仕事の評価の話で考えてみましょう。
①今より会社や上司から評価されたい
②承認欲が発生
③仕事を頑張るが、周りが評価してくれない
→怒りを生む「心の反応」(心のムカムカ)が発生
④⑤心の反応をきっかけに、「なんで評価してくれないのか」と、会社や上司への不満(悩み)が生まれる
大切なのは「心とは、そもそもそういうものだ」と理解しておくことです。
大昔から人間は、「欲しいという欲求」を原動力に、様々な行動を起こし発展を遂げ、地球生物の頂点に立つことができました。
もし人類の祖先が「今のままでも幸せだし、現状維持でいいや〜」と思い続けていたら、ここまでの進化や発展はなかったですよね。
悩みを消すための3つの手順
人は、悩みの正体(原因)が分からないことでモヤモヤします。
「心の状態を見る」ことで「悩みの正体(原因)」を正しく理解できます。
すると、日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの、心の「ムダな反応」をおさえることが可能になるのです。
心の状態を理解する手順は下記3つ。
①:言葉で確認(ラベリング)
②:感覚を意識(マインドフルネス)
③:分類する
ひとつずつ見ていきましょう。
①:言葉で確認(ラベリング)
心の状態を「言葉で確認」しましょう。
心の状態を客観的に言葉で確かめることで、反応から抜け出せます。
反応から抜けると、心は落ち着きを取り戻します。
例えば、
・苦手な人の前で緊張してしまった
→「わたしは緊張している」
・長時間テレビやインターネットで遊んでしまった
→「アタマが混乱していて落ち着かない」「心がざわついている」
「言葉で確認する」ことを、仏教の世界では「ラベリング」と呼びます。
ラベリングを日常の動作にも同じようにやって、習慣づけると効果的です。
例えば、
・掃除をしているとき
→「わたしは今、掃除をしている」
・歩いているとき
→「今、歩いている」
②:感覚を意識(マインドフルネス)
カラダの感覚を意識しましょう。
ストレスや疲れが溜まった心をリフレッシュする効果があるためです。
やり方がわからない方は、下記の手順で、感覚を意識する練習をしてみましょう。
①目を閉じて、自分の手を見つめる
→暗闇の中に「手の感覚がある」と感じる
②その手を見つめながら上に挙げる
→「感覚が動いている」と意識する
③手を肩のあたりまで上げて、元の場所まで下ろす
→目をつむったまま手の感覚を見つめる
④手の平を上に向けた状態で、脚の上に置く
⑤手を握ったり、開いたりしてみる
→「手を開くと、このような感覚が生まれる」と確認する
③:分類する
心の反応を、貪欲、怒り、妄想の3つに分類します。
心の状態をいくつかの種類に分けて理解する方法で、アタマの中を分類します。
貪欲:過剰な欲求に駆られている状態
・求めすぎ、期待しすぎ
・焦りや、人間関係をめぐる不満はたいていがこの「求めすぎる心」からきている
→人間は求めるものと理解する
怒り:不満・不快を感じている状態
・機嫌が悪い、ストレスを感じている
→わたしは怒りを感じている。でもこの怒りは”求める心”が作り出している、あまり根拠のない怒りである」と理解する
妄想:想像したり、考えたり、思い出したりとアタマのなかでぼんやりと何かを考えている状態
・あれこれと、つい余計なことを考えてしまう。落ち着いて物事に取り組めない
→妄想をリセットするために、「今、妄想している」と客観的に言葉で確認する
+αで私が実践していること
上記3つの手順に加え、私の独自の方法として、特定の条件化で起こるネガティブ思考については、事前に対応を決めて行動するようにしています。
心や体のコンディションが良くない状態だと、心のムダな反応が多くなり、悪循環を生むためです。
特定の条件と、対応は下記の通り。
条件①:睡眠不足
→脳が疲れて頭が働かないため、ネガティブ思考に陥りやすい
対応:早めに寝る
条件②:空腹
→エネルギーが足りず、頭が働かないため、イライラしやすい
対応:少しでも何か食べる
条件③:嫌なことや辛いことがあった時
→前向きに考えられず、ネガティブ思考に陥りやすい
対応:時間が解決してくれるので、自分の好きなことをして時間を潰す
例)好きなアニメを観る、ゲームする
まとめ:あらゆる悩みとうまく付き合い、人生を好転させよう!
今回はあらゆる悩みを消す方法について、ご紹介してきました。
すべての悩みは「心の反応」がきっかけで生み出されています。
心のムダな反応をしないよう、「まず、理解する」ことを心がけましょう。
具体的な手順は下記3つ。
①:言葉で確認(ラベリング)
②:感覚を意識(マインドフルネス)
③:分類する
悩みの正体を理解し、ムダな心の反応を消すことで悩みを自力を消せるようになります。
悩みを少しずつでも消せるようになったら、人生をさらに好転させるために、悩みを解決するためにどうすれば良いか考えて行動してみましょう。
悩みを解決すべき課題と捉えて、前向きに行動するために、「原因自分論」という考え方が効果的です。
もし原因自分論について詳しく知りたいと思ったら、【人生が好転する】原因自分論という考え方 の記事をぜひご覧ください。
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参考【人生が好転する】原因自分論という考え方
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参考書籍
本記事をきっかけに、あらゆる悩みを自分の力で消せるようになって、今までよりもっと楽な人生になる方が増えたら嬉しいです。
今回は以上です。