英語の前置詞が苦手な人
「of の使い所によく悩んでしまう。「〜の」ならとりあえず of を使ってしまうため、of を多用しがち。 of を多用せず、スマートな文章を書けるようになりたいな。」
今日はこういった問題にお答えします。
本記事の内容
- of を2度以上使っても良いか
- ’s と of の使い分けルール
- of を多用しないためのテクニック
本記事の信頼性
<Dacchonの英語歴>
・仕事でのビジネス英語使用:8年
・英会話レッスン受講:1年
・TOEIC:620点
1. of を2度以上使っても良いか
1文の中で複数回使ってOKです。
用法として、同じ前置詞を複数使ってはいけないルールはありません。
もちろん、他の前置詞でもOKです。
We will arrive at the destination at midnight.
2.’s と of の使い分けルール
所有格には、’s と of の2種類の使い方があり、それぞれルールがあります。
・’s:人と動物に使われる
・of:物に使われる
The cat’s tail :猫(動物)のしっぽ
The name of the book :本(物)の名前
The government’s decision:政府(組織)の決定
The city’s street:その都市(場所)の通り
3. of を多用しないためのテクニック
例えば、cat food は ”ネコの食べ物”と言う意味となり、catが 「形容詞=(名詞を修飾) 」の役割を果たしていることになります。
形容詞的用法を使えば、以下のように ofを使わずスマートな文章が書けます。
↓
The Accounting system error check function was fixed last month.
名詞を3つ以上繋げると、伝えたいことがボヤけて分かりにくい文章になりがちです。
そういった場合は、伝えたいことをあえて先に書くことで、主張したいことを強調できます。
今回の例文ですと、伝えたいこと=「エラーチェック機能の修正」であれば、以下に書換えられます。
↓
The error check function of accounting system was fixed last month.
まとめ:用法だけでなく、伝わりやすい文章を意識して of を使おう
今回は、of の用法 と of を多用しないテクニック についてご紹介しました。
ofの用法
・1文中に 「of」 を複数回使ってもOK
・所有格を使う場合
- 人と動物、一部の物(日,組織,場所)には「's」を使う
- 物(日,組織,場所以外)には「of」を使う
ofを多用しないテクニック
・”名詞の形容詞的用法”を使って名詞を繋げれば、「of」 を使わない文章が書ける
・「of」を使って伝えたいことを先出しすれば、主張したいことが強調できる
英語は一つの言語であって、日本語と同じく言語を使う目的は「情報伝達」です。
用法を理解することは大切ですが、それ以上に ”どうやったら相手に伝わる文章が書けるか” を意識して文章を書いていきましょう。
今回は以上です。